な̥ん̥と̥な̥く̥

2002年生まれ

救い

どんなに苦しくて鬱々としていても、笑っている時だけは生きてて良かったと心から思える。私はお笑いに救われ続けている。世の中のほとんどの人がちょっとくらいお笑い好きでもきっとそれが救いになって生きてる人なんて少ないんだろな。

高校の頃、通っていた画塾でお笑いの雑誌を読んでいたら先輩に「お笑いとかつまんない!って言いそうなのに」と言われてビックリした。私はそんなふうに見えていたらしい。普段とびきり明るくてクラスのお笑い担当のような人がお笑い好きだという認識なのだろうか。私は普段が笑えないからわざわざ笑いに行ってるのに。普段からクソつまらん大してやばくもない事にヤバイヤバイ言いながらギャハギャハすることができていたらお笑いなんか好きじゃない。

お笑いの世界は本当に変わっている。現実の社会と真反対みたいな価値基準の世界だ。そんなところも好きだ。''おもしろい''という大きな指針にそって、社会では捨てられちゃうようなことでも面白ければ世界がひっくり返る。そんなところが大好きだ。だから、この現実の社会に絶望する。基準が違うから。クソみたいな基準。お笑いの世界が現実の社会だったらいいのになあ。